母が同級会に行く電車の乗り換え駅を教えてと言うので
場所と日時を聞くと、ちょうど娘２人が出掛ける日で
場所も割と近くでした。

１年前に乳癌が見つかり、手術をした母。
今でもたまに調子の悪い日もあり
片道３時間 １人で電車では何だか心配で。
かと言って娘の運転する車で送ってもらうのは
もっと心配過ぎて無理無理。
少し悩んで、あたしが運転して
母と娘２人を連れて行く事に決めました。

必要があればどこにでも運転して行きますが
基本的には運転は嫌い。
助手席でウトウトしながらのドライブが一番好き。
そんなあたしが運転して行くなんてなんて．．．．

１人の娘は交代で運転する？なんて言いましたが
無理無理無理。
そんなスリルはいらない。

当日、朝７時半に出発して高速に乗り
買い物をしたり、食事をしながらのんびりだらだらの
ドライブでした。
車内で娘２人が他愛のない話をずっとしていて
あまりのくだらなさに母は涙を流して笑っていました。
母の目的地の方が少し遠かったので
途中でローカルな駅から少しだけ電車に乗るように送って行きました。
娘２人の用事が夕方５時過ぎに済んで
夜７時半までに戻らなければならなかったので
高速をガンガン飛ばして帰りました。

途中、母から電話がありました。
  とても楽しい時間だったと。
  母の日や誕生日にプレゼントされるよりも
  ずっと嬉しかったと。

も少し親孝行しなくちゃと思いました。
やっぱり車は助手席がいいなと心から思いました。


                                       緑風